習慣

考える習慣を身に着ける、常に自分の意見を持つことの大切さと難しさ

机に座って考える女性

考えることを習慣にする、つまり論理的に物事を考える行為を習慣化すれば、生きていくに困らないだけの論理的思考能力が手に入るだろう

しかし難しいのは、これを習慣的にやることだ。メリットが大きいことは明らか

何故難しいのか。それは、私をはじめ、多くの人は普段から論理的に考え続けるだけの気力とモチベーションがないからだ

その時点で、一流のビジネスマンになる資格はないのか、、、

久々に大石哲之さんの『コンサル一年目が学ぶこと』を読んでふと思ったので、そんなことを考えてみた

世の中答えだらけ

大石さんが本の中で具体例として挙げていたのが、ネットの記事の見出し

クリックすると記事の内容が出てくる。普通、気になる記事があれば、クリックして記事の内容を読んでいくことになるが、ここで待った

すぐに答えを見るのは、よくない、と

記事の中身を見る前に、その記事に書いてある答えを想像してみることで考える習慣がつくでしょ?ということだ

確かに、答えを見る前に自分の頭で考えてみるということを習慣化すれば、次第に考えるスピードや勘所がついてきて、地頭力が鍛えられることは間違いなさそうだ

そう考えてみると、記事の見出しの他にも、世の中すぐに答えをみれる環境、つまり、考えなくなる習慣で溢れているように思える

自分の頭で考えない習慣がついている

新聞記事でも、ネット記事でも、先ずは見出しを見る。そこに気になるフレーズがあったら、すぐ記事を読むのが当たり前だ

そもそも、普通の人にとって、記事を読んだり、本を読んだりする行為は”インプット”だ

何かを調べる必要があって記事を見るときや本を読むとき、ネットサーフィンをしていて記事にたどり着くとき、そこに答えを自分で考えてみようというインセンティブは起こらない

でも方や、インプットでも考える人達がいて、その人たちの中には、世の中で高いパフォーマンスを発揮している人がいる

これはつまり、自分で考える習慣がついているかいないかの違いであり、自分の頭で何事も考える習慣がついてる人には、自分の頭で考えようとするインセンティブがあって、意識的にそういうことを習慣化しているということだろう

逆に言えば、私も含め、そうでない大部分の人達は、わざわざ情報をインプットするときに答えの仮説を立てて、それから気になる情報(答え)を実際に見てみよう、なんてことはしない

意識的に自分の頭で考えることを習慣化する、その動機となるインセンティブがないからだ

インセンティブがないのは、そこまでする必要に迫られていないか、もしくは、そもそも情報をインプットするときに自分の頭で考える必要があるのではないか、という議論とは無縁だったからだ。多くの人は後者ではないか

情報をインプットする時でも考える習慣がついている人達がいる以上、そうでない大部分の人には、自分の頭で考えない習慣がついている、と言えてしまうだろう

「ちょっと頑張ってみる」みたいな気持ちじゃ変われない

アウトプットの際には、多くの人に考える習慣がついている

資料を作成したり、文章を書いたり、クライアント先でプレゼンしたり、営業したりと、考えないと目的を達成できないからだ

他方、インプットにおいては、情報を得ることが目的であり、目的を達成するために自分の頭で考えることは、多くの場合必要とされない

ところが、普通に仕事したり生活したりする上で、使う時間が圧倒的に多いのは、インプットの方

私の感覚では、プライベートの時間も含めると、アウトプットの時間はせいぜい1割~2割くらいで、残りの9割はインプットに使う時間といっても過言でない

そのように考えると、仕事も含めた生活の大部分を占めるインプットの習慣を根本的に変えるというのは、相当難しいことだと感じる

どの本を読んでも、日常的に考える習慣が大事だ、なんてことは書いてるが、実際そうなるためには、ちょっと頑張ってみるくらいの気持ちでは全然だめで、強い動機をもって今までの習慣を変えにいく必要があるだろう

考え続ける習慣を支えるモチベーションの源泉はどこにある?

考える習慣が大事なことは理解したとして、そのあと具体的に自分の習慣を変えていくために必要なことは、先ほど話したように強いインセンティブだろう

では、強いインセンティブとは何か。何が優秀な人に考えることを習慣化させる程、強く駆り立てるのか

私が考えた答えはこれだ、

尊敬する先輩や上司の背中!

生まれつきの超人でもない限り、考える習慣を自分のものにしている人の多くは、人生の見本となる尊敬する先輩や上司を持っていて、

その先輩や上司の圧倒的なパフォーマンスを見て、自分もこんな風になりたい!と強く思って、それがインセンティブとなって考える習慣を手に入れるのではないだろうか

先輩や上司ではなく、ビジネス雑誌で出てくるような著名なビジネスマンの記事を読んでインセンティブが生まれることもあるかもしれない

いずれにしても、困難なことを習慣化する程の強いインセンティブがあるとすれば、それは自分にとって尊敬する人の偉大な姿と、今の自分とのギャップだろう

土台となる力

考える習慣を普段から自分の生活に組み込めば、高いレベルの思考力が手に入る

そして、それはいわゆる“地頭力”として、より良い人生を歩むための土台となるに違いない

考える習慣を手に入れることは生半可なことではなく、自分を駆り立てる強いインセンティブが必要だと私は考える

だとすればやはり、尊敬の念を抱ける素晴らしい先輩や上司がいる良い環境(会社)で働くことが、キャリアを考える上では極めて重要なことだと言えるだろう