生活

地方の暮らしは楽しい、でも、仕事の経験値は上がらない

田舎の温泉でぬるま湯に浸かるサル

東京の大学を出てから、新卒で信州の会社に就職したので、”変わったキャリア”とよく言われる

親類はいないし、縁もゆかりもない土地だったから、初めてその話をした人に、何で長野に行ったの?と疑問に思われるのも、いま思うと不思議ではない

転職の面接でも必ずそこを突っ込まれる。この質問をされるといつも困ってしまうのだが、私は大学時代には将来のキャリアのことなんて深く考えなかったから、正直に、「たまたまご縁があって、、、」と答えている

リクルートみたいな会社の面接だと、たぶんこの時点で落とされるんだろう。将来の”ヴィジョン”が大事なようなので。実際、昔おちましたし

長野にいった詳しい経緯は別の機会に譲るとして、“地方の暮らし”“ビジネスマンとしての成長”について書きたい

*私が地方で住んだことがあるのは長野だけだから、もっと田舎に行くと事情は違うのかもしれない、ということは断っておく。縁あってこの記事を読んでくれている方は、長野レベルの地方をイメージしてほしい

ちなみに甲信越でいうと、都会レベルは新潟>長野>山梨という認識

地方で生活するメリット

メリットは数えきれないほどある

  • 渋滞しない
    -やはり交通量が少ないので、ほとんど渋滞しない。休日のドライブの快適さは東京では絶対に実現できない
  • 人が少ない
    -一人になりたいときってあるじゃないですか。東京23区だと、何時になっても周りを見あ渡すとだれかいるけど、”人気のない場所”が沢山あるのがいい
  • 人がいい
    -“すれてない”と言うのかな。みんな心が透き通ってました
  • 自然
    -ちょっと車を走らせれば大自然が待っている。すぐそこに観光地。ただし海が近くにないのは残念だった。日本海まで出ないといけないし、太平洋と違ってどこか寂しい
  • お店が混まない
    -利用者からすると最高
  • 物価が安い
    -例えばゴルフ場とか、うちっぱの練習場。都内の半分以下じゃないか。

挙げていくとキリがないのだが、一言でいうと、人が少ないからこその暮らしやすさなんだろう

地方で生活するデメリット

仕事を外せば、実際、ほとんどなかった。都会から移住した私にとっては、地方での生活についてはいい部分の方が際立ってた

強いてあげるとすれば、こんな感じ

  • 寒い
  • コンビニが少ない
  • タクシーがいない
  • 店が早く閉まる

でも、もともと地方に住んでいる人からすると違う見方もあるようだ

実際、私の周囲の人間も、”休日にすることがない”と、いつもぼやいていたし、連休があるとみんな東京に出かけていた

目の前に観光地があるだろうが、、!って言っても、地元の人の反応は、「そこで何するの?」だ。自然を楽しむということに興味がある人間が少ないようだ

私みたいに関東から出てきて田舎暮らしを始めた人間からすると、毎週観光地を巡ったり、温泉に入ったりするのがかなり楽しくて、土地にどんどん詳しくなっていくのだが、

地方の人は意外と自分の住んでいる場所のことについて疎い、というのは長野に4年住んでみて判明した意外な事実の一つ

地方で仕事するメリット

生活のメリットは沢山あったが、仕事についてはメリットはほとんどない

強いてあげようとしても、出てこない。勿論、職種によるのだろうが

自分は当時、金融機関に勤めていたが、スキルの向上を考えたとき、ほとんどデメリットしかない

地方で仕事するデメリット

デメリットをあげてみると、こんな感じになる

  • 人情頼り
    -企業自体に競争力がないから、結局こうなる。長野にも全国区の企業が沢山進出してきていたが、人情で自分たちの陣地を守っている。こんな状態はいつまでも続かない

  • -死ぬほど暇だった。経験を積みたい若者にとって、暇というのは致命傷。スキルが上がるわけがない*
  • アナログ
    -周回遅れのやり方が多すぎる
  • 給与水準が低い
    -転職活動では、”前職の給与をベースに”次の給料を交渉することになる。だから、給料が低いのは都会に出ていこうとすると極めて不利になる
  • 守りの姿勢
    -人が東京に流出していると、こうなってしまう。新しいことを始めようという気概を持った人が少なく、私の周りはみんな安定志向だった。そういう組織にいると自分も成長できない

*暇というのは、裏返せばホワイトということになるかもしれない。生きていくのには不足のない給料はしっかりと支払われるので、そういう環境を求める人にとっては逆にいい場所なのかもしれない

地方の生活と仕事、都心にいる今振り返ってみて

私の場合、転職を通して、地元にしか拠点のない閉じた職場から、都心にあるグローバル企業に転身したから、キャリアとしてはかなり珍しいタイプだと認識している

今振り返っても、地方での生活というのは、自然が大好きな私にとっては清々しく、新しい発見が沢山ある場だった

他方、仕事については完全に欲求不満状態だった

頑張りたくても頑張れないというのは、私には合わなかった。

大学時代に仕事について深く考えなかったことを反省したし、キャリアの上では今でも長野の会社に勤めた事実は、ピカピカのエリートだらけの今の職場では、”足を引っ張る”要素になっている

なので、総括すると、給与や働きがいの面で、自分にあった仕事があれば、地方は大変魅力的な環境ということになる

仕事と生活って難しいね

あくまで私の場合の話でした