生活

眉毛が薄いことによるコンプレックスとの向き合い方

薄眉の男性

私は眉毛が薄い。子供の頃からずっと薄く、たぶん通常の人の5分の1くらいの毛量しかない

しかも細いから、ガムテープを眉毛に貼って、ビャッとはがしたら、そのままツルツルになるような感じだ

それでも、1本1本がそこそこの長さまで伸びてくれればいいのだが、ある程度まで長さが伸びると、ピタリと成長が止まり、抜けていく

己の眉毛の生命力の低さに儚さすら感じてしまう。今も昔もずっと変わらない

そんなだが、30ちょい過ぎのこの年になると、そんなことはどうでも良くなってくる

昔は凄い気にしていた。鏡の前で自分と向き合って、「何で自分だけ…」と沈んでいた

でも安心してほしい。考え方次第で、それはコンプレックスではなくなる

幼少期から眉毛が薄い

私の場合、生まれた時から眉毛が薄かった。小さいときに家族や親戚と一緒に撮った写真を見るとわかるが、私だけ眉毛が薄い

覚醒遺伝なのか、突然変異なのか良く分からないが、取り敢えず私の周囲では、私だけが薄眉の人として生まれた

ただし、幼少期は勿論自分の眉毛が薄いことなんて気にするはずもない

小学校からコンプレックスに

小学校3年生、4年生くらいになると、次第に「モテたい」という欲求が生まれ、服装や見た目に気を遣うようになった

男の場合、男の目線から見てもこの時期くらいから「カッコいい」像ができてきて、同じクラスのあの人見たいな顔だったらいいのにな、とかって思うようになる

それは同時に、人と比べて自分が劣る箇所についてのコンプレックの始まりでもあった

私は眉毛が薄いだけでなく、髪の毛は強烈な天然パーマだったので、当時のあだ名が”ラーメン”であった

こうして、小学校高学年になっていくにつれ、”天パ”と”眉毛が薄い”ことは私にとってコンプレックの2大巨頭となっていった

メイクには踏み切れない自分

コンプレックスは中学になっても、高校でも取れなかった。眉毛が濃かったら、自分だってイケメンなのにって、何百回も思った

正直、男だけど、眉毛を描こうと少し思ったこともあるが、さすがに自分はそこまで踏み切れなかった

部活で毎日汗だくになっていたし、書いても気持ち悪いことになっていただろう

別の悲劇が起きる

眉毛が薄いことは、高校くらいまでは自分にとって死活問題であった。しかし、大学を前にして更なる問題が生じた。『抜け毛』である

きっかけは今でも良く分からないのだが、当時男性でもストパをかけるのが流行っており、自分も一時期それにはまった

眉毛を描くことには抵抗があったが、ストパには抵抗がなかった。しかも、くるくる頭の自分にとって、アイロンは神の道具であった

来る日も来る日もアイロンをかけて、つんつんしたストレートヘアを楽しんだ。そしてある日、猛烈な抜け毛が始まった

科学的な話は一切わからないし、それはアイロンが理由ではなくて、ただ若年性のアレだったのではと思う人もいるかもしれない

でも私は、あの時の抜け毛は、確実にアイロンが原因だったと確信している

幸い、アイロンの使用を中止したら、猛烈な抜け毛は収まったが、以降も私の毛量は回復することはなかった

なんと、アイロン使用前の3/4くらいにへってしまった。局所的にではなく、全体的に

ここから数年間、髪の毛のコンプレックスが幕を開け、同時に眉毛に関するコンプレックは幕を閉じた

人間が悩みから解放されることはない

ちなみに、髪の毛の悩みも長く続いたが、それも今となっては主要な悩みではなくなった。鏡と向き合って、少ないな・・なんて思うこともなくなった

ただしその間、辛いことや、モドカシイことは沢山あった

一番記憶に残っているのは、長く付き合っていた彼女との別れ。7年付き合って別れました。これは、間違いなく自分の人生で最も辛かった経験です。私は彼女に対して人としてしてはいけないことをした

その罪悪感と、彼女ともう結ばれない絶望感から、立ち直るのは容易ではなかった。それが一番きつくて、新しい人とお付き合いしている今でも当時の悲しさは甦る

そして次の悩み。それは、漠然とした将来に対する不安や、道が見えないことからくる焦りのようなもの

社会人になってから、2度の転職を通じて少しずつ階段を上ってきたけれど、この先どうすれば人生を成功に導けるのかという悩み。

やりたいことは沢山あるんだけど、時間がないという悩み。そして、もう30歳を過ぎているという焦り

ぼんやりとしてるけど、薄暗くて重い何かに覆われているような悩みというのかな・・

話が少し長くなったけど、他人と関わり合いを持ちながら生きている人間である以上、絶対に誰にでも悩みはあるということを言いたい

どんなにハンサムな人にでも、どんなにお金持ちの人にでも、必ず悩みがあって、みんな浮き沈みがある中で生きている

眉毛が薄いのなんて、深刻な悩みではない

いま、眉毛が薄いことが貴方にとって死活問題でも、そのうちどうでもよくなる時代が必ず来る

私も経験者(というより今も眉毛は薄い)だから良く分かるが、眉毛が薄いのは辛い。特に男性の場合、メイクで誤魔化すにもリスクがあって、甘んじて薄さを受け入れるしかないことが多いのではないか

だとしても、気にならなくなる時が絶対に来るから、そこだけは安心してほしい

そのうちに悩みだったことすら忘れている

こんな風に文章を書いている自分も、つい最近まで自分が眉毛の薄さで悩んでいることは忘れていた

思い出したきっかけは、今付き合っている女性に、あなた眉毛薄いよね、と揶揄われたからだ

昔だったら、女性にコンプレックを指摘されたら、すごくショックを受けたかもしれないが、今となってはどうでもいい

「お前だって○○じゃないか~!」とか言って、逆にいじり返すことができるようになった

私にとって眉毛のコンプレックスは若いころ大きな問題だった。でも今は御覧の通り、日々の生活の中で重要度がとても低い問題で、何も言われなければ自分でも忘れているような類のものだ

世の中の大抵のコンプレックスはそんなもんなんだと思う